少年院と少年刑務所はここが違う

少年院とは、非行や犯罪を起こした少年(14歳以上20未満の男女)の罪への自覚や社会復帰を含む更生を目指すため、矯正教育を施すことを目的とした施設のことを示します。成人が収容される刑務所は、刑罰を科すことを目的としていますが、少年院はあくまで少年の更生を目指している点に違いがあります。少年院の種類は初等少年院、中等少年院、特別少年院、医療少年院の4つがあります。処遇区分は、長期と短期に分かれますが、長期では2年を超える長期とそれ以下の長期、短期も半年の一般半期、4ヶ月程度の特修短期に分かれています。

これに対して、少年刑務所とは、「少年」という単語が付いていますが、対象となるのは26歳未満の受刑者となります。省略して少刑とも呼ばれます。少刑は、家裁による少年審判において、少年院のように更生を目指すよりも刑罰を科すべきであると判断された場合に収容されることになっている施設です。これが決定すると、担当が家庭裁判所から検察官にうつることになるため、成人とほぼ変わらない扱いを受けることになります。少刑が存在する目的として大きなものに、より凶悪な犯罪傾向を持っている成人の受刑者の影響を少年に受けさせないためというものがあります。このように、少刑は少年院で行う更生と、刑務所で行う犯した罪を償うというものを両方とりおこなっている施設であるといえます。

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